新城彰の本棚

ミステリー好きの自分勝手なコメント

2020-07-08から1日間の記事一覧

陸軍登戸研究所の毒薬

本書は1957年発表の、高木彬光の「神津恭介もの」の比較的初期の作品。戦後間もない1948年に「刺青殺人事件」でデビューした作者と名探偵のコンビは、1961年「白魔の歌」までおおむね1年に1長編のペースで発表されていたが、その後10余年の眠りにつくこと…