新城彰の本棚

ミステリー好きの自分勝手なコメント

2020-08-11から1日間の記事一覧

出版部長宮脇俊三

1960年、著者の鮎川哲也は日本推理作家協会賞を「憎悪の化石」と「黒い白鳥」の2作品をもって受賞した。いずれも本格推理の結晶のような作品で、選者11名中9名が推薦するという圧勝だったという。その受賞式のパーティでのことだろうが、作者は初対面の出…