新城彰の本棚

ミステリー好きの自分勝手なコメント

世界平和を乱す疾病

 相変わらずトランプ先生の傍若無人さは止まらない。イラン核合意はカミクズだと言い、ペルシア湾の緊張が高まっている。中国は「約束を破った」そうで、全輸入品に25%の追加関税をかけた。北朝鮮の飛翔体については、「深刻だ」と言ったかと思えば「発射によって信頼は損なわれていない」と翌日に発言する。ある専門家は「彼の発言の75%以上はウソだ」と言っていたことを思い出した。

 以前複数の医師が「心の健康不安」を指摘していたこともある。そんな人が「正恩クンよりでかい核のボタン」をもっているのだから困ったものだ。為政者(もしくは独裁者)の神経診療についての本があったなと本棚を探して、この本を読み返してみた。

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 ヒトラー第二次世界大戦中の1941年にパーキンソン病を発症、左手の震えから最後は全身の動きが鈍くなり言葉も不明瞭になったという。レーニンスターリンも、ヒトラーに劣らないアジ演説の名手だが、いずれも動脈硬化から脳虚血症を発症し最後は脳卒中で死んだ。いずれも50歳前後と短い寿命である。
 
 毛沢東はALS(筋萎縮性側索硬化症)ですり足が目立つようになり、ニクソンを北京に迎えたときには立ち居振る舞いにも支障をきたしていた。そのような人たちの病気が遠因になって、世界大戦を起こしたり、自国内の粛清をやったりしたとすれば、歴史上の悲劇以外のなにものでもない。

 本書の最後に、ボリス・イェリツィンの写真が出ていた。彼もスターリンらと同様闘争心をむき出しにするタイプで、動脈硬化狭心症心筋梗塞を起こしやすい。その上肉好きで痛風という持病があったらしい。通風の原因となる尿酸値の高い人も攻撃性が強いという。
 
 イェリツィンの写真を眺めていたら、どことなくトランプ先生に似ているなと思った。そういえばトランプ先生もハンバーガーばかり食べる偏食家、痛風なのかもしれません。