新城彰の本棚

ミステリー好きの自分勝手なコメント

分析官ビショップ登場

 このDVDは「NCIS:ネイビー犯罪捜査班」のシーズン11。統計によると全米TVドラマランキングで年間1位を最初に取ったのがシーズン10、その勢いを駆ってよりスケールアップした内容になっている。前シーズンでモサド局長だった父イーライを亡くしたジヴァが、仇をとるためにチームを抜けることになる。

 

 そのため、最初の数話はジヴァの後任候補のような女性が、入れ代わり立ち代わり登場する。中にはギブスのことを「新米」と呼ぶベテランまで。しかし中盤、NSAの分析官エリー・ビショップが登場し、ケイト・ジヴァと続く指定席に収まった。

 

 このシーズン、冒頭から派手な展開。海軍長官がおひざ元のDCで爆殺されるシーンで始まる。そのテロを敢行したのが、パキスタン生まれのベンサム・パーサというテロリスト。数年に一度大きなテロを起こす危険人物だ。

 

        

 

 パーサは、今回もギブスたちの追跡を躱して姿を隠した。そしてシーズン中盤に再び大きなテロを企画して、ギブスたちと対峙する。実はパーサを長く追い続けてきたのがビショップ、彼女はパーサの動きが読める代わりに彼に感情移入もしていた。

 

 ビショップ役エミリー・ウィッカーシャムは金髪で細身、美人なのだが床の上に書類やPCを広げて考え込んだり、常にお菓子を口にして机の上で胡坐をかく変わり者。分析官としての頭脳は一流なのだが、傍若無人なところがある。

 

 ギブスの父親ジャクソンの、第二次世界大戦当時のエピソードが面白かった。P-51に乗った戦闘で機体が傷つき、方向を失った彼を救ってくれたのはなんとMe109。そのパイロットと再会するシーンは感動的だ。ただ、ジャクソン役のラルフ・ウェイトは撮影後に亡くなり、シーズン12を迎えることは出来なかった。

 

 さて、次のシーズン12は今年の4月に発売されました。これは新品を<ビックカメラ通販>で買いましたよ。直ぐ届きました。