新城彰の本棚

ミステリー好きの自分勝手なコメント

専門家もメディアも間違っている!

 2024年発表の本書は、イスラム思想研究家の飯山陽氏による「パレスチナ問題解説」。筆者は<いかりちゃんねる>などで情報発信を続けていて、2023年11月のハマスイスラエル奇襲以降、大量のコラムを発表した。

 

 本書はnote「飯山陽のメディアが伝えない本当の世界」などに投稿された記事を集大成したもの。ほぼ1ヵ月間に書かれたもので、多少の重複はあるが新書版で300ページを超える量に驚く。骨子としては、

 

ハマスは純粋なテロ組織、ガザを武力で支配している

パレスチナは極端な格差社会ハマス幹部は豪華な暮らしをしている

・それを支えているのが各国から寄せられる支援、特にUNRWA経由のもの

ハマスの「ジハード」はイスラエルを消すこと、世界征服まで止むことはない

 

 が実態なのだが、各国報道や特に日本のメディアに登場する専門家と称する人たちは、

 

        

 

ハマスパレスチナで、民主的に選ばれた統治者で、福祉団体である

・武力に劣るパレスチナ(&ハマス)は弱者ゆえ正義である

・諸悪の根源はイスラエルの暴挙にあり、国際社会はパレスチナを見捨てるな

ハマスが人質を取ったのも、ガザの危急を救うため

 

 などと誤った情報を流し続けている。数々の書籍の著者や、TV番組に出演するコメンテータを名指しで「嘘つき」としているのが本書の一貫した主張。イスラエルが病院等を攻撃しているというのも、元々ハマスは女性や子供を盾にして「撃てるものなら撃ってみろ」とするのが常套手段だったから。しかも被害をことさら大きく発表している。

 

 アルジャジーラにはハマスの資本も入っているから、偏向報道は当たり前。外国メディアも現地入りにはハマスの息のかかった<スポンサー>が付くので、彼らが見せたいものしか見ることができない。

 

 各国政府も「弱者は正義」の姿勢で、ハマス寄りの発言が多い。しかし事態が収まってくると、英独を始めとしてハマス非難の声も高まった。にもかかわらず日本政府は、ハマスの後ろ盾イランに忖度してか、ハマス擁護の態度を変えていない・・・。

 

 僕から見れば、極端にイスラエル寄りの人だと思えるのですが、僕も間違っているのでしょうかね?