新城彰の本棚

ミステリー好きの自分勝手なコメント

2020-02-26から1日間の記事一覧

昭和11年2月26日の密室殺人

とにかく読み進むのに重くて、手が疲れる小説だった。宮部みゆきのSF・歴史小説「蒲生邸事件」は、新書版で530ページの大長編である。作者は1986年に「オール読物推理小説新人賞」の候補になって以降、数々のミステリー・SF・ファンタジー・時代小説を書き、…