新城彰の本棚

ミステリー好きの自分勝手なコメント

業界情報

たとえオリ/パラは無くなっても

本書の著者兵頭二十八氏の著書は、以前「こんなに弱い中国人民解放軍」を紹介している。自衛官の経験ある評論家で、戦略・戦術や関連技術、戦史にも詳しい人。2018年発表の本書は、2020年に予定されていた東京オリンピック/パラリンピックを前に、日本を狙…

BtoC業界のロジスティックス

GAFAの一角「Amazon」、日本にも法人はあって中身は2つに分かれている。ひとつはE-comerceで、もうひとつはAmazon Web Service(要するにクラウド)だ。僕により近いのはBtoB領域のAWSの方であるが、両社に知り合いは多い。経団連で付き合いのあるE-comerce…

2年経っても状況に大差なし

「K字回復」と言うのだそうだが、「COVID-19」禍でも業績や株価が上昇している企業がある一方、いずれも低迷し倒産か廃業かと苦しんでいる企業も少なくない。だたNYダウも日経平均も数値としては好調で、一部には「バラ撒きバブル」と気象を馴らす人もいる…

情報セキュリティの知識・組織・実践

本書は来月2日発売予定の新刊書、これも著者から送られてきたものだ。400ページ弱の中に、現在の企業情報セキュリティの全てが詰まっている書といっても過言ではない。日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)は、サイバーセキュリティ業界の老舗団体。サ…

情報リテラシーを磨くこと

本書も先月出版されたばかりの本、当初1万部以下の予定だったのが10倍増刷しているという。これも著者ではないが関係者から廻してもらって読んだ。米国在住の病理学者峰博士に、編集Yことジャーナリストの山中氏がSkypeでインタビューしてまとめたものであ…

日本の野球界、その未来

今年は「COVID-19」の影響で、異例づくめの野球界だった。例年のような高校野球全国大会は開催できず、プロ野球も試合数を減らして6月開幕。観客の入りも制限され、鳴り物入りの応援もNGである。プロ野球ビジネスにとっては痛手の年になった。 それ以前から…

20,000件の検視

本書は「死体は語る」で知られる検視官、上野正彦先生のエッセイ風の読み物である。「風」と言ったのは、軽い語り口ながらその内容は非常にヴィヴィッドなものであるから。特に第二章の60ページ全部を使って、自殺すると死体がどうなるのかを克明に説明して…

マサチューセッツ総合病院、1969

本書は「緊急の場合は」でデビューし「アンドロメダ病原体」で一世を風靡し、のちに「ジュラシックパーク」を始めとするベストセラーを生んだマイクル・クライトンの第三作である。ただ本書はミステリーでもSFでもなく、米国の医療体制・病院などの実態を描…

民は官より尊し

僕は、電力会社一家で育った。親父は東邦電力(今の中部電力)入社で、職場結婚だった。伯父もいとこ達2人も中部電力社員である。親父はまだJRが国鉄だったころ、 「電力がなければ電車は動かん。しかし鉄道が国有で、電力は民営だ」 と言っていた。なぞか…

薄く、分かりやすく

昨年経団連が翻訳出版した「サイバーセキュティハンドブック」については、これをセミナーで解説した人が、薄い、専門用語がない、経営者が質問する項目を書いているとして、とかく難しいサイバーセキュリティ対策について、文系出身者も多く忙しい経営者が…

強竜の時代

成績不振で中日ドラゴンズの監督を退いた森繁和氏であるが、かつて本書で自分の矜持を書いている。最初にハードカバーで出て、その後ペーパバックで出版されたものである。再版にあたって、60ページばかりが追加されていた。 落合監督と森コーチ(投手コーチ…

小説中の死体も語るのか

作者の上野正彦医師は、「死体は語る」などの著書で知られる元監察医。東京都監察医務医院長を最後に職を退き、書いたこれらの諸作が、法医学の書としては異例のベストセラーになった。僕自身も、珍しくハードカバー本を買って読んだものだ。 クラシックスタ…