新城彰の本棚

ミステリー好きの自分勝手なコメント

アンソロジー

昭和20年代の「宝石」

本書は「本格の鬼」鮎川哲也の編集による、昭和20年代の「幻の本格作品」を集めたアンソロジー。第二次世界大戦後、日本のミステリー界は空前の本格ブームを迎えた。江戸川乱歩、横溝正史ら戦前からの作家に加え、高木彬光・鮎川哲也らの登場で、一気に花開…

不可能犯罪アンソロジー

子供のころに読んでいたのは、主に創元推理文庫。ハヤカワ・ポケットミステリーより値段が手ごろだったし、ポケミスの2段組みは読みにくかった。それがいつの間にかハヤカワもミステリー文庫を出すようになって、選択肢が増えた僕は喜んだものだ。この文庫…

編集者としてのエラリー・クイーン

中学生だった僕をミステリーの世界に引きずり込んだのは、「Xの悲劇」(バーナビー・ロス名義1932年発表)とそれを貸してくれた中学校の国語の先生である。中学校の図書館で、戦記ものやホームズ、ルパンものばかり読んでいるのを知っておられたのやもしれ…