新城彰の本棚

ミステリー好きの自分勝手なコメント

2023-11-13から1日間の記事一覧

懸賞短編から長編へ

本書は1976年から雑誌「幻影城」に連載され、1979年に単行本になったものだが、それ以前の1974年に「小説宝石」で発表された短編がもとになっている。この時から題名「朱の絶筆」や登場人物の名前、事件のあらましは変わっていない。 本書には、その両方(45…