新城彰の本棚

ミステリー好きの自分勝手なコメント

2020-02-20から1日間の記事一覧

戦後ミステリー第二期の金字塔

本書は、隠れもない日本ミステリーの代表作である。改めて手に取ってみて、こんなに短い小説だったのかと驚かされた。全部で200ページ余り、昨今800ページから1,000ページの大作が当たり前になっているが、横溝正史の「本陣殺人事件」も200ページ弱の中編だ…