新城彰の本棚

ミステリー好きの自分勝手なコメント

2022-01-10から1日間の記事一覧

プロットそのものがトリック

本書は、多作家西村京太郎の1971年の作品。まだレギュラー探偵十津川警部らが登場する以前の作品だが、このころの著作には力作が目立つ。本書はある意味、パズラーの極限を目指したもので、プロットそのものがトリックのようなミステリーだ。「プロトリック…