新城彰の本棚

ミステリー好きの自分勝手なコメント

地球人役もなかなかいいね

 このDVDは、以前シーズン2&3を紹介した「Mission Impossible」のオリジナル版シーズン4。マーチン・ランドーとバーバラ・ベインの夫婦が降板して、変装名人役パリスとしてレナード・ニモイが加わった。「Star Trek」でヴァルカン人との混血スポック副長を演じた俳優で、スリムな長身とシャープな顔立ち(特に眉)が特徴。地上波で見た時(50年以上前)は、ランドーたちの方がいいなと思っていたのだが、今見直してみるとニモイの地球人役もなかなかいい。

 

 女性レギュラーがいなくなった分、毎回違う美人スパイが登場する。印象としては、初期の頃の「007ボンドガール」のようなもの。みんな綺麗なのだが、化粧の仕方含めてタイプはよく似ている。

 

        

 

 少し現実離れしたところもあるが、ストーリーの面白さは以前のシーズンと変わらない。「海の底で口を割れ」は、ナチスドイツの旧式潜水艦に仕立てたセットを作り、爆雷攻撃を受けたように見せかけて機密の隠し場所を喋らせるトリックだった。この話が代表的だが、大仕掛けが増える傾向にあり、レギュラー+女性メンバー+劇団がよく登場する。例によって「自動的に消滅するテープ」で指令を受けたジム・フェルプスが、メンバーを選ぶ冒頭シーンで、○○劇団が選ばれると「お、大仕掛けだな」と嬉しくなる。

 

 「王家の血」は、3週間にわたって放送された大作。欧州某国で、王家の血をひく3人を幽閉するなどして政権奪取を図る悪将軍、彼が政治指導者になれば東側に走ると思われた。3人を救い将軍の意図をくじけというのがジムたちが与えられた任務。ハヤブサまで使って二重三重のワナを仕掛けるチームだが、将軍の側近の思わぬ行動やアクシデントで何度も窮地に陥る。

 

 覚えている懐かしいシーンもありました。これはシーズン5以降も探さないといけませんね。