新城彰の本棚

ミステリー好きの自分勝手なコメント

モサド副長官の娘

 先日藤沢のBook-offで、NCIS(ネイビー犯罪捜査班)のシーズン4と5、9を見つけた。これで安心してシーズン3を見ることができる。貧乏性の僕は、これが最後・・・と思うと固まってしまって前に進めないのだ。

 

 シーズン2を見終わって数カ月たつ。最終話でレギュラーヒロインだったケイトリン・トッド捜査官が、テロリスト(というか三重スパイ)のアリに狙撃銃で撃たれて殉職してしまった。アリは何度もチーム・ギブスに煮え湯を飲ませた相手、ケイトリンにほのかな愛情を寄せていたトニーも何としても敵を討ちたいと思うはずだ。

 

 シーズン3の最初の2話は「アリを殺せ」というストレートな題名、そこで登場するのがモサド副長官の娘ジヴァ・ダビードである。アリももともとイスラエル人、モサドからイスラムテロ組織に潜入したはずだが、二重スパイになったともいえるし三重スパイかもしれない。モサドは彼を、米国内で殺人犯として拘留させるつもりはなく、中東での任務に戻そうとする。

 

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 一方で、チームにはアリのものとも思える攻撃が続く。アビー分析官の実験室も狙撃されたし、マラード検視官も銃口の前に呼び出される。ギブスが自分を囮にしてアリをおびき寄せるのだが・・・。

 

 このシーズンからチームに加わるのが、ジヴァ。やがてちゃっかりとケイトリンの席に収まってしまう。やや英語が怪しく言い間違えをしたり、米国の風習に戸惑うこともある。ギブスは最初彼女を「捜査官ではない。スパイと暗殺が専門の女は要らない」というが、やがて戦力として認知し始める。

 

 子供のころから格闘、射撃などに精通、いつも拳銃2丁と長めのナイフを携行し、躊躇することなく敵を殺す(倒すではない)。とぼけた味と凶悪な殺人技、微妙な役どころをチリ生まれの女優コート・デ・パブロが好演している。

 

 僕がこの番組を機中のエンターティメントで見始めたのは7~8年前、多分シーズン6くらいからだったと思う。その頃のメンバーにおおむねなったのがシーズン3、楽しんで見ることができました。さあシーズン6~8も懸命に探しますよ。