新城彰の本棚

ミステリー好きの自分勝手なコメント

2019-09-11から1日間の記事一覧

手法が固まりつつあったころ

本書は、アガサ・クリスティーの長編8作目にあたる。このころまでに彼女は、ポアロという戯画化された外国人探偵、トミー&タペンスという若い冒険家夫婦、普通の官憲バトル警視らを主人公にした諸作を書いている。ほぼ1年1作のペースで発表してきた。 19…